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からくりとは?/ ディック

[ 1115] からくり - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8A

からくりとは日本の伝統的な機械仕掛けの人形や模型、あるいは機械装置である。漢字では機巧、絡繰、機関などと書く。主にからくり人形など娯楽性のあるものに対して使われる名称である。語源は島根県安来市広瀬町の嘉羅久利神社(からくりじんじゃ)からきたという説がある。[要出典]
からくりは元々は機械全般をあらわす言葉だが、現代ではからくり人形など娯楽性のある日本の伝統的機械装置を指す場合に使うことが多い。18世紀から19世紀に作られたものに特に精巧なものが多い。英語ではKarakuriとなり、これは日本のからくり人形を意味する。
なお、ヨーロッパの教会や古い市役所にはからくり時計がよく見られる。鋸を引いたり、斧を振ったり単純な往復運動をするものが多い。19世紀にはオートマタ(自動人形)という人間の動作を真似ようとしたからくり人形が登場した。中には人と会話したり、計算をしたりチェスをするものがあったという。
日本で最古のからくりは平安時代に中国から入ってきた指南車であると言われている。車輪の差動を利用して常に一定の方向を指し示す実用的なからくりである。指南車の記述は三国志にも見られる。平安末期の今昔物語弐拾四巻に高陽親王がからくりをつくったとされる記録がある。
日本独自のからくりのルーツは室町時代に入ってきた西洋技術に寄るところが多い。鉄砲伝来とともに時計などの機械が入ってきた。当時は機械装置全般のことをからくりと呼んだ。当時は機械装置自体が珍しく好奇の対象であった。そのため、からくりという言葉には娯楽性や意外性のニュアンスがある。
17世紀ごろから、時計などに使われていた歯車などの技術を、人形の動作装置として応用し、からくり人形が作られ始めた。当初は大名などの玩具である数寄物であったが、次第に見世物として人気を呼ぶようになり日本各地に普及した。専門の職人も現れ、非常に精巧なものが作られるようになった。 1662年(寛文2年)には大阪の道頓堀で竹田近江がからくり芝居の興行を行っている。各地の山車からくりに受け継がれたとされる。
18世紀初めの享保年間では、「からくり門弥」という人物が陸船車というカラクリを駆使した乗り物を作り、その後に彦根藩藩士の平石久平次時光によって新製陸舟車という自転車に相当する乗り物が発明されている。
19世紀には筑波の「からくり伊賀」こと飯塚伊賀七が人力飛行機や道を歩いて酒を買いにいくからくり人形を作ったとされる。
田中久重作製。人形が矢篭から矢を取り出し、弓にセットして的に当てる座敷からくり。人形の動作はぜんまいとカム、糸によって制御されている。数本の矢を射るが、そのうち1本は的を外すように細工してあり、当たったときと外れたときの首の動きで喜びと残念な気持ちが表現される。江戸からくりの最高傑作と言われている。オリジナルは1990年に伏見の前川家で2体発見された。今はトヨタ自動車と国立科学博物館に所蔵されている。同じ動きをする組立て模型キットが学研より発売されている。
お盆を持った人形の座敷からくり。からくりの代表作。お茶を入れた茶碗をお盆に載せると客までお茶を運び、客が茶碗を取ると停止する。お茶を運ぶ距離は予めセットする。客が茶を飲み空になった茶碗をお盆に載せると、振り返って茶碗を元の場所まで運んで停止する。ぜんまいと歯車、カム、糸だけで制御されている。現在良く見られるのは、細川半蔵というからくり師が1796年に書いた「機巧図彙」(からくりずい)という古書の図面から復刻されたもの。オリジナルはいずれの製作者のものも発見されていない。
京都・錦市場東端の錦天満宮にある。人が近づくと神楽が鳴り出して機械仕掛けの獅子舞がはじまり、硬貨を投入して御籤(みくじ)の種類(英文、和英対訳、子ども用など六種類)を選ぶと、神楽に合わせて獅子が舞いながら御籤を届ける仕掛けが人気となっている。
からくり人形と現代のロボットに技術的な繋がりは無いが、文化的な繋がりは少なくない。からくり人形などを見慣れていたため、日本人はロボットに対し親近感があり、ロボットに抵抗感のある欧米人とは対照的であるとする論もある[1]。またからくりの存在が日本でロボットの研究や応用が盛んな理由の一つであるとする意見もある[2]。
この「からくり」は日本の文化に関する書きかけ項目です。この項目にさらなる加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています(ポータル 日本/ウィキプロジェクト 日本文化)。

 

[ 1116] からくりサーカス - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9

200年前に起こった悲劇を因縁として巻き起こる、自分の意思を持ち人間に害をなす「自動人形(オートマータ)」と、操り人形を武器にオートマータを破壊することを使命とする人形破壊者「しろがね」との戦いと、それに巻き込まれ数奇な運命をたどることになる3人の主人公たちの繰り広げる物語である。
藤田和日郎の長編第2作である冒険活劇。作者の前作『うしおととら』を上回る複雑なプロット、展開、また匹敵するであろう強烈なバイオレンス描写とアクション、前作にはあまり見かけられなかった恋愛も盛り込んでいるのが特徴。 前作同様、物語を最初から見ないと話の筋をまったく理解できない造りになっている。200年に及ぶ膨大な時間を舞台としており、さらに過去現在の時間軸を縦横無尽に配置しているのが原因である。また、1巻1巻のエピソードが物語の真相に深く関わっているのもその一つである。 その複雑なストーリー展開やアクション描写などは高い人気がある。
小学5年生の「才賀勝」は、父親である大手家電メーカー"サイガ"社長「才賀貞義」の死により180億円の遺産を相続。これによって異母兄弟から命を狙われていたところを「加藤鳴海」、「しろがね(エレオノール)」に助けられる。しかし、叔父の「才賀善治」に誘拐された勝を救出した鳴海は切断された片腕を残して行方不明(死亡したと思われた)となる。
残された勝とエレオノールは追っ手から逃れるため旅芸人のサーカス一座「仲町サーカス」で生活を始め、人々と触れ合うことで徐々に成長することとなる。追手との戦いの中で、本人たちも知らなかった勝とエレオノールの持つ出生の秘密が明らかになっていき、勝はエレオノールに守られる立場から、エレオノールを守る者としての自覚を持ちはじめる。
死亡したと思われた鳴海は人形破壊者「しろがね」のギイに命を救われており、片腕と記憶を失くして自らも人形破壊者となっていた。自動人形を追う旅を続けるうちにゾナハ病の真実を知った鳴海は、人形を破壊することだけを自分の使命とするようになっていく。自動人形との激戦の最中、多くの仲間の犠牲と引き換えに命を存えたことによって、その使命は彼個人の感情を塗り潰してしまうほどに、さらに重くのしかかるようになる。
勝はこの戦いの真の敵からエレオノールを守るためにサーカス団を離れ、黒賀村の阿紫花家に居候し、ギイより懸糸傀儡の特訓を受ける。そして、勝の実力は急上昇し刺客を悉く撃退していく。また、人形相撲などの行事を通して、黒賀村の人々とも親睦を深めていく。そして鳴海はそれとほぼ入れ替わりでエレオノールの前に現れ、フランシーヌ人形の生まれ変わりと信じる彼女からゾナハ病の止め方を聞き出すべく仲町サーカスに加わる。
勝が黒賀村で修行、刺客の撃退を始めてから8ヶ月が経ったある日、仲町サーカスが黒賀村を訪れる。仲間たちとの再会を喜ぶ勝だったが、ゾナハ蟲が突如活性化、世界中の人間がゾナハ病に感染してしまう。無事だったのは「しろがね」とその血を飲んだ者、そして仲町サーカスのメンバーのみ。 「しろがね」の200年に及ぶ長い戦いの決着が、そして勝、エレオノール、鳴海の最後の戦いの火蓋が切って落とされる。 なお、デウス・エクス・マキナは演劇用語でもある。
第1話で勝と鳴海を襲った人形が、懸糸傀儡とも自動人形ともとれない物となっている(どちらかと言うと自動人形に近い)藤田氏は「懸糸傀儡で、ぶっ殺し組が見えないところで操っている」と公式ファンブックで述べ体裁をとっているが、人形に操り糸が無い上に、電車が大破後も救助、または逃走した様子すらない。
しろがねは歳をとるのがゆるやかであり、中盤以降ではしろがねエレオノールの年齢は90歳以上としている。が、序盤では、エレオノール誕生にまつわるき事件を18年前(エレオノールの見た目の年齢)としてエリ公女の事件が描かれているが、正二がルシールに対し虚偽の報告をしたため、という形で一応辻褄が合うようになっている。
主に「しろがね」達と黒賀村の「人形繰り」が糸を介して操る様々な操り人形。操作は両手の十指に加え、場合に拠っては両足の十指を補助として使う。 基本的には手の指のみで動作させられる。白銀が成瀬正二郎(才賀正二)と共に造りあげた「あるるかん」を源流とし、様々なギミック・能力を持つ。 「しろがね」達は基本的に一人一体、各々独特の懸糸傀儡を操る様だが、基本の操作に互換性があり、自分の懸糸傀儡を失った「しろがね」が、他者の遺した懸糸傀儡を操る事も多い。サイズは懸糸傀儡「アンラッキー」や「スレイヴァーV」の様な小型種から、マリオネット「スレイプニイル」や「オリンピア」の様な大型まで様々。ただし大半は、主な使用者である「しろがね」達の自動人形破壊という目的から、大型・多彩な能力を持つ物が主流。
白銀より製作された最も古い懸糸傀儡。黒衣を纏い、頭に白い羽がついている。ルシールがアンジェリーナをキュベロンから追放する際彼女に授け、アンジェリーナの死後は正二が保管、実娘のエレオノールに受け継がれ使われている。
胴体部から歯車など出して上体部分を高速で旋回させ、相手を破壊する「コラン」(虎乱)、腕をピストン運動させ相手を貫く「炎の矢」(フレッシュ・アンフラメ)、頭部の羽根飾りのようなものを伸ばして相手の動きを封じる「羽の舞踏」(ラ・ダンス・ダン・ヴオラン)という技を持ち、また右腕には「セント・ジョージの剣」という大きな刃が内蔵されている。
なお、エレオノールが操るオリジナルの「あるるかん」、その左腕はかつて、とある事件でアンジェリーナが自動人形からギイを庇ったときに破壊されており、ギイによって鳴海の左腕として使用されていた。こちらは、「サン・ジョルジュの剣(セント・ジョージのフランス語読み)」と呼ばれる、右腕同様大きな刃が内臓されている。右腕には「オリンピア」の折れた腕を持っている。
ギイが使う懸糸傀儡。胴体に4本と翼のつけ根に2本の腕をもつ。聖母のような姿をしている。指先に注射針、肘に刃物、ヒールに拍車、背中に翼と多数のギミックでトリッキーな攻撃をする。恐らく昔は人形繰りにクセがあったというギイ専用に調整がされており、彼以外には使えないと思われる。
オートマータに注射針を突き刺し、疑似体液を吸いだす「聖母の抱擁」(ラ・サント・ビェルジュ・ダンブラスマン)。胴体を縦回転させ、肘の刃で相手を切り裂く「破壊輪舞曲」(ラ・ロンド・ドゥ・デストラクション)という技を持つ。また、背中の翼で空を飛ぶことができ、専用のエンジンを取り付けることで高速空中移動が可能になる。その顔はギイの「母」のデスマスクから作られている。「母」とは、アンジェリーナを窺わせる箇所はあるものの、ギイの実母を指しているのか、ギイが「ママン」と呼んで慕っていたアンジェリーナを指しているのかは不明。顔はアンジェリーナのあるるかんと戦った際に一度破壊されているので(また、劇中でのギイの動向などから考えても)、恐らく後者と思われる。
ルシールが使っていた懸糸傀儡。デザインがあるるかんに良く似ており、あるるかんを原型に作られたと思われる。武器は左腕の「レフトハンド・ブレード」。大きなギミックはないが、技術次第でどんな局面にも対応できる。フラーヴィオによって破壊される。
ファティマが操る懸糸傀儡。サソリのような姿をしている。武器は尻尾から大きな針を乱射する「スピネッティーナの毒針」。
ダールが操る懸糸傀儡。両手に巨大な鎚(ミヨルニル)を持ったヴァイキングのような姿をしている。巨体だが、足には車輪がついており、高速移動が可能。鎖の付いたミヨルニルを飛ばして相手を潰す「撃墜ミヨルニル」という技を持つ。「しろがね」と自動人形との最終戦でダールが散り、スレイプニル自身も破壊された後、その左足は加藤鳴海の左足として使われている。分かり辛いが、足は四本ある。
名前の由来は北欧神話の主神オーディンの馬、スレイプニルから。武器のミョルニルは同じく北欧神話の雷神トールが持つ槌の名前である。
ティンババティが操る、大蛇の上に人が乗った姿の懸糸傀儡。上部の人形がピストン運動を利用し加速されたパンチを繰り出す「エリニュスの手」という技を使う。また、蛇の牙でティンババティ自身を突き刺して血液を吸い上げ、彼の「アクア・ウイタエ」(生命の水)の混じった血液をオートマータに注入することで疑似体液を中和し、オートマータを行動不能に陥らせる捨て身の技、「毒牙の塔」という技も持つ。最終戦でティンババティが散り、マンバ自身も破壊された後、その右腕は加藤鳴海の右腕として使われている。名前の由来は、操者であるティンババティの活躍する地、アフリカのケニアに広く生息する毒蛇から。
しろがねの「シュヴァルツェス・トーア」が操る懸糸傀儡。操者と人形は全く同名。西洋の鎧風の外見をしている。作中では最終戦のみで戦う姿が見られたが、肩部と脚部に装備された大型の盾を持ち、他の懸糸傀儡に比べて防御に長けた人形と思われる。名前の意味はドイツ語で「黒い門」。
ロッケンフィールドが操る人型懸糸傀儡。オートマータとの最終戦での操者ロッケンフィールドのセリフから、跳躍力・空中戦に長けた人形と思われる。両の手に構えたクラブで周囲をなぎ払う「ペイン・トルネード」と言う技を持つ。コロンビーヌとの戦いで相打ちの形で破壊されたその右足は、ロッケンフィールドとシュヴァルツェス・トーアの手によって、加藤鳴海の右足に取り付けられた。
ドミートリィが操る、人型で顔に大きな一つ眼をもった懸糸傀儡。眼からワイヤー付きの鋏のようなものを発射し相手を捕え、そのまま相手に抱きついて両腕両足のドリルで相手を破壊する「単眼の牢」という技をもつ。名前の由来は、ドストエフスキーの著書である「カラマーゾフの兄弟」に長年仕えていた侍従より
阿紫花英良が使う懸糸傀儡で、四足の道化師風のデザイン。腕の力が強く、棍棒での一撃はコンクリートの壁にも穴をあける。
作中で初めて敵として登場した「懸糸傀儡」であり(正確には違うが)、乗用車のトランクルームから覗くその異様に目を惹かれた読者も多いと思われる。
一度はしろがねが操る「あるるかん」に完膚なきまでに破壊されたが、「しろがね」vs自動人形の最終戦で黒賀村から送られた懸糸傀儡の中に「プルチネルラII」として改修(又は再設計・作成か?)された物が含まれていた。その際には、棍棒の他、長ドスが追加装備されている。名前はストラヴィンスキーのバレエ組曲<プルチネルラ>から。
元は誘拐組の尾崎が使っていたが、現在は阿紫花英良が使っている懸糸傀儡。両足が車輪状になっており全懸糸傀儡中最高クラスの機動力を持つ。なお、数ある懸糸傀儡の中でも明らかに一段性能が高めの描写をされている。
首が伸びたり、斧がついた(これは後に登場した二代目以降)ピエロのような帽子を振り回したりとギミックも多い。
なお、この時のグリモルディは改修が加えられて(或いは対「自動人形」用か?)おり、物語序盤で尾崎が操った機体とは細部が異なる。
二代目グリモルディは「しろがね」と自動人形の最終戦においてパンタローネとアルレッキーノによって破壊されており、現在英良が操る物は作中では三代目。ファティマ曰く、「少し硬めだけれど、素敵ね」との評。
アシスタントの設定では「地獄の魔術師、パワーはあるるかんの5万倍、水中を300ノットで泳ぐ、湿気に弱い」らしい。
誘拐組の高見が操る懸糸傀儡。ボールに乗ったピエロの姿をしている。手の平から爆弾ボールを取り出して操り、阿紫花らぶっ殺し組の人形と操者を次々に撃破する。
しかし「しろがね」の操る「あるるかん」の前には敵ですらなく、投げつけた爆弾を逆に機体内に叩き込まれて操者もろとも爆散した。
基本的に操者一人に対して一体であることが多い懸糸傀儡の中で、操者一人に対して小型の懸糸傀儡が五体という特異な存在である。
数体の操り糸で敵を縛る等して動きを止め、残りの機体で相手の操者を仕留めると言うのが基本の戦闘スタイルらしい。
誘拐組の金井が操る懸糸傀儡。女性型の機体で、掌部が非常に大きく、手首から先が伸縮するギミックを持つ。
阿紫花が操るグリモルディと良い勝負をするも、勝の作戦によってグリモルディの体当たりをくらい、操者ごとエレベーターシャフトへ転落。
アシスタントの設定では「猿並の俊敏な動き、ゴリラぎみの握力、獣風の耐久力、とパンチ力、ドーベルマンのように操りやすい」らしい。
あっさりと高見が操るテオゴーチェによって操者ともども爆破される。デザインはアクエリアス、陰陽と同様、作者のアシスタント。
アシスタントの設定では「ボディは修理跡だらけ、歴戦の勇士をしめす、顔は包帯グルグル巻き、見る者に恐怖をあたえるだろう、んで武器は、刃渡り2メートルのカマで相手をきりきざむ」らしい。
ぶっ殺し組の平が操る懸糸傀儡で、名前の通り手の甲にスペードのマークが付いている。一度は勝によって操作される。ダールのスレイプニイルと同様(或いはどちらかがベースか?)、足には車輪がついており、高速移動が可能。
ぶっ殺し組の成田が操る懸糸傀儡。名前の通り頭が下についているのが特徴。人間が逆立ちした様な格好で、腕の部分が車輪、足が巨大な爪の付いた武器になっている。
人形造りの村であり、人形使いを育てる村でもある黒賀村で、一人前の「人形使い」として認められる為の試験で使われる懸糸傀儡。外見は草刈鎌の様な凶器を持った、女の子の人形である。もっとも、「可愛らしい」等と言う形容詞が当てはまらない、おどろおどろしい呪いの人形の様な姿である。デザインは作者側のものではなく、ある読者のはがきから起用したもの。(他に「ブロム・ブロム・ロー」という自動人形も読者のデザインだった。)
平馬と勝が作った懸糸傀儡。小型なので小回りが利く。黒賀村の祭り「人形相撲」で、平馬と勝が操った。最後は片腕・片足を失いながらも人形相撲に優勝する。最終章では「黒賀の人形遣い禁断の『裏の蔵』」で用意した弾薬やミサイルをフル装備して平馬が操りオートマータと戦ったが、オートマータに敵わず、勝を助けるために自爆させる。
フェイスレスが自分のために作り遺した3体の懸糸傀儡のうちの一体。かなり巨大かつ頑丈だが、操るにはかなりの力が必要で、力のない者が無理に操ろうとするとすぐに糸が切れてしまう。ブリゲッラとの戦いで平馬が使用したが、完全に破壊されてしまった。
必殺技はジェット噴射で加速したパンチを叩き込む。これをまともに喰らうと「しろがね」ですらひとたまりもない。
フェイスレスが自分のために作り遺した3体の懸糸傀儡のうちの一体。海賊のような姿をした骸骨の人形。両腕の剣による攻撃のほか、背中にも4枚の刃が内蔵されている。
「水上ライブ」「水中ライブ」形態で、それぞれ水上、水中での戦闘が可能になる。ゴイエレメスとは逆に勝には軽すぎたらしい。
フェイスレスが自分のために作り遺した3体の懸糸傀儡のうちの一体。ハロウィンのカボチャのような姿の人形で、「ジャコ」という略称でも呼ばれている。刃の反対側に箒のついた鎌を持っており、箒を回転させることで空を飛ぶことができる。最も勝が使いやすかったようで、現在は彼の傀儡。
必殺技は、ほぼ全てのものを斬ることができる「超高速振動鎌」(グリム・リーパー)、使用者の意志で自由に硬度、粘着性を変えることが出来る「バブル・ザ・スカーレット」。
モン・サン・ミッシェルに向かう際、グリュポンに「へんちくりんカボチャ」と評された場面では、不快そうに眼の上下が逆転している。
最後は宇宙ステーション・アルファのブースターによってフェイスレスのあるるかんと共に破壊されてしまうが(その際勝は「今ままでありがとう…ジャック・オー・ランターン……」と言っている)、この時、砕けていくジャコの顔が、まるでウインクをしているように見える描かれ方をされている。
オートマータの「黄金律」を利用した物であり、兵器とも人形とも取れるため、これに対しては、武器を持つ相手に対して風より速く動けるオートマータも、人間と同じ速さで動かざるをえない。
ただし自動人形と戦えるレベルに達するには、才能のある者でも血の滲むような修行を何年も積まねばならない。(勝は元々持っていた才能に加えてフェイスレスのダウンロードによる知識を得ていたので、一年程で熟達した)
意志をもち、自分で考え、自分で動く人形。フランシーヌ人形以外は疑似体液で意志を与えられ動いている。単数形はオートマトン。史上、自動人形を完成させたのは白金(ディーン・メーストル)、フウ・クロード・ボワローの2名。また、才賀正二、才賀勝は自動人形を改造、修理等、手を入れたことがある。
拳法などで用いられる「気」を受けると体内の擬似体液が沸騰し破壊される。上級クラスは「気」に対して耐性を持っているものが多い。
空気に触れると蒸発してしまう上、大人の体内では拒絶反応が起こるため、人間の子どもの体内に入れて保存しなければならない。
一般的には「賢者の石」という名称の方が有名だが、本編中では一度もその名で呼ばれた事は無い(歴史上の賢者の石も、「石」という固形物とは限らなかったらしい)
「柔らかい石」が水と反応し作られる「万能の霊薬」。何でも溶かし、溶かしたものを液の中に保存する。人間が溶けた場合、その溶けた者の心を保存し、飲んだ者を支配する。溶けた者の記憶をも保存するが、完全に記憶が飲んだ物に引き継がれるわけではない。
他人を笑わせなければ、激しい呼吸困難を伴った痛みを感じる。しかし、この病気が原因で死ぬことはなく、「死ねない」苦しみを味わうことになる。直接的な死因となるのは、免疫力低下による様々な合併症によるもの。
他者を笑わせなければ呼吸困難に陥るが、それ以外では日常生活に支障は無い。この段階で生涯を生きられるのは極稀。
体温が一定化、全身が硬直、半永久的に呼吸困難状態となり、食べ物や水を摂取せずとも生き続け、死ねなくなる。
オートマータの疑似体液や「銀の煙」を構成する超微細オートマータ「アポリオン」が体内に侵入することによって発症する。
そして、しろがね(エレオノール)の歌声により、ゾナハ病の原因虫のモードが「病気にさせる」から「病気を治す」に変わる。全て終わったとき、活動をやめ体外に排出される。
フランシーヌ人形が造り出した、オートマータに意志を与える水銀のような液体。定期的に人間の血を加えないと作用しない。ゾナハ病の病原体である「アポリオン」からできており、「銀の煙」はこれを気体化したものである。「アクア・ウイタエ」によって中和される。
造物主がオートマータの基本回路として作り出した部分で、自らを改造するオートマータが、唯一手を加えることのできないブラックボックス。
これは、元々道化として造られたオートマータの特徴であり、「観客に見える速さで動かなければならない」というものである。逆を言えば「観客で無い者に対してはすばやく動いてもよい」というものである、つまり、武器を持たない者に対しては、人間と同じ速さでしか動けないが、武器を持つものに対しては例外ということである、また武器が強力であればあるほど速く動ける。
オートマータの破壊を目的とした人間。人形破壊者とも言われる。白銀の意志に支配されオートマータ破壊のためだけに生きている。いかなるときでも人形との戦いを優先させるために感情を殺す訓練を受けている。
フェイスレスが開発したしろがねの体の各部をからくり化したサイボーグ。しろがねと違い、懸糸傀儡ではなく自分自身の体を武器に戦う(しろがね自身が懸糸傀儡化する発想で作られており、その武器は大道芸の発展形。人間の芸を見ると、それを観察して自分のものにせずにはいられないという自動人形の本能を利用したものか)。基本的に感情は見せないが、感情がないわけではない。
しろがね-Oを完全に機械化したもの。人間としての本体から記憶を機械の身体に転送しているため、バラバラになっても修理可能。
アクア・ウイタエを飲んだしろがねの血はオートマータにとっては猛毒と同じで、体内にあるろ過装置(人間で言えば肝臓か)を通す以外の方法で体内にしろがねの血が入った場合(しろがねの血が塗られた刃による切り傷など)、一定時間行動不能、果ては活動停止にまで陥らせる。
時計、家電、コンピュータ、ゲームなどの各分野に進出する日本の大企業。アルファベット表記は「PSYGA」。創業は才賀正二、才賀貞義が「才賀機巧社」を設立した明治年間にまで遡る。才賀正二、才賀貞義が交代でトップを務め、永年に渡り、対「自動人形」用の「懸糸傀儡」を「しろがね」に提供してきた。この製造技術やノウハウを精密機械工業に生かすことで、一大コングロマリットにまで成長した。
島本和彦の漫画。2005年に実写映画化され、その際映画化記念として、『からくりサーカス』との合作読み切り『からくり逆境サーカスナイン』が、サンデーGX同年7月号に巻頭カラーで掲載された。『逆境ナイン』の映画化記念であるのに、何故か世界観は、『からくりサーカス』に近い。島本和彦サイドがほとんどの作画をしているが、「からくり男球」など決めのコマの幾つかは藤田和日郎が作画している(『からくりサーカス』のキャラは全て藤田が作画したように見えるが、大部分は島本側が藤田の画風に似せて描いたものである。島本の藤田絵のコピーには定評がある)。一こまだけ、あだち充が担当している。
あだち充の『タッチ』に触発された「面目レス」[1]が、自動人形を率い全力学園野球部を乗っ取りマネージャー「モエレオール」[2]を甲子園に連れて行こうとするが、対戦チームは人形破壊者「しろがね」を擁して対抗する。自動人形「ニセ不屈闘志」が魔球「からくり男球」を投げるが、しろがねたちに打たれてしまう。試合を通じ、面目レスは「柔らかい意思」の重要さに気づいた。
同じく島本和彦の漫画。漫画内の架空の漫画として、『からぶりサービス』という『からくりサーカス』をパロディ化した作品が登場する。作者は、富士鷹ジュビロ(モデルは藤田和日郎)。
『からぶりサービス』は高い人気をほこり、順調な連載を続けていたが、富士鷹ジュビロが腕を火傷してしまった際に、連載3回分を炎尾燃が代筆。炎尾燃が、マサルを殺すという展開を見せたため、『からくりサーカス』とは別の話となりつつある。
富士鷹ジュビロは高学館の『週刊少年リベンジ』編集長三神から『からぶりサービス』の連載終了を言い渡されるが、3ヶ月で最終回を迎えるためには風呂敷を畳みきれず四苦八苦する。悩んだ結果、富士鷹はDランクの登場人物から伏線を回収し始めたため、最終回までに主人公とヒロインに決着が着かないと危機感を抱いた炎尾が自作のページを使って勝手に代筆(鳴海の背後でマサルが「サービス」をするシーン)。最終的に炎尾のページも使用し富士鷹が筆を執り、作品は大団円を迎えた。「からぶりサービス閉店」との文言が最終コマ。単行本巻末には「スペシャルサンクス炎尾」の記載あり。

 

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