客船とは?/ ディック
[ 1692] クルーズ客船 - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%AE%A2%E8%88%B9
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宿泊設備を持ち、レストランやバー、フィットネスクラブやプールなどの設備を備えており、サービス要員や医師・看護師なども乗船しており、長期間の船旅を楽しめるようになっている。 日本では「豪華客船」とひとくくりにされることが多く、また高額商品の典型のように扱われるが、実際には日本のリゾートホテルと比べても割安な泊単価設定の船から、本当に「豪華絢爛」と呼ぶにふさわしい船まで、様々なクルーズ客船が存在する。 各クラスは個別の船ではなく、「クルーズ会社」毎に分類される。 これは、その会社が運航する船は、どれも同等のサービスを提供することが基本だからである。 しかしながら実際問題として、同じ運航会社でも船毎により差は生じるわけであり、個別船のランク付けについては、ダグラス・ワードによるベルリッツ・クルーズガイドも参考となる。 また、値段は低いが、その分、船内での飲食の有料部分を多くしたり、カジノのスペースを大きく取り、それらを収益源とするビジネスモデルを採っている。 付帯するサービス(全食事付き、付帯イベント類)を加味すれば、このクラスの下・中級船室であれば、なお日本のリゾートホテルと同等ないしは割安と考えられる。 ※キュナードはプレミアムに区分されることがある。 これは同社が客室により差を付けるサービスをしているため。(下級船室のサービスはラグジュアリーとは言い難い、という判断) ラグジュアリーの中でも、船型を比較的小規模に抑え、乗客に対する乗組員比率を更に高くし、一人一人によりきめ細かいサービスを提供する船をこう呼ぶことがある。 --- なお、上記は欧米流サービスによる区分であり、日本のクルーズ会社については、その独自の文化、サービス、価格設定により、この区分には馴染まず、分類されていない。 但し、あえて分類するとすれば、前述のベルリッツ・クルーズガイドによる星の数からすると、郵船クルーズがラグジュアリー、商船三井客船と日本クルーズ客船がプレミアムの中でも上位に位置する、ということになろう。 基本的に備えられているのは宿泊設備、複数のレストラン及びバー、ラウンジ、プール、フィットネスクラブ、スパ、美容室、ショップ、劇場、カジノ、医務室などで、船の規模や各クルーズ会社のカラーによって設備が異なる。 まずカーニバルやコスタといった大衆向けのクルーズ客船では託児施設が充実していて、カジノが大規模だったりするのだが(料金の安さを補うため)、シルバーシーなどの高級船では託児施設はなく、カジノも小規模である。また日本船の場合にはカジノはなく(カジノ風のゲームスポットはあるが、獲得したチップを換金したり商品と交換することはできない)、その一方で大浴場を設けている。 レストランは、メインのダイニングとビュッフェ形式のものの二種が設置されるのが基本であるが、最近はそれとは別に有料のレストランを設ける傾向にある。 また、カーニバルの場合にはファンタジー級からウォータースライダーを装備。ロイヤルカリビアンの場合は煙突(ファンネル)周辺にラウンジを設置。HAL の場合は船内の至るところに美術品を飾っているなどの、会社によっては特徴となる設備を設けている。 船室は主にスタンダード・ミニスィート・スィートの三つに大別される。基本的にこの3種類の船室で構成されているといってもいいが、船のグレードによってはミニスィートまでしかない船や、ミニスィートから始まる船というのも存在する。 スタンダードとはいっても内側・窓側・ベランダ付きの三つに分かれるが、15〜18平方メートル前後のスペースに窓があるかないか、ベランダがついているかどうか程度の違いでしかない。 基本的な設備はベッド、テーブル、椅子、TV、電話、タンス、洗面所、トイレ、シャワーといった設備で部屋のスペースが広ければソファが、船によっては金庫が設置されている場合もある。バスタブはこのクラスでは基本的についていない。 ミニスィートはだいたい30平方メートルぐらいの部屋で寝室と居間が別れており、スタンダードの設備に加えて冷蔵庫、バスタブ、ビデオなどがつく。船によってはウォーク・イン・クローゼットがついていたり、シャワーブースが設けられていることもある。また、ベランダ付きの船であるのならほとんどの確率でついている。 スィートは50平方メートルから最大なものになると1,000平方メートルを超える。広々とした居間に複数の寝室というのが基本で、この広さになるともはや二人だけでは使いきれるものではない。 浴室も大理石。船によっては窓がついていたり、ベランダにジャグジーがついていたりすることもある。ただし、眺望を考えてのことから高層階の角(つまり前方と後方)に設けられていることも多いが、船で一番揺れるのは高層階の端である。また、執事がつく等の特別なサービスを得られることもある。 1950年代までの遠洋航海時代の客船(例としては現在は横浜港に展示してある「氷川丸」)は、スピードを出すため細くてスラリとした船型が特徴であったが、交通の主役を飛行機に譲り、目的地に速く行くのが目的ではなく目的地まで行く過程を楽しむのが目的となったクルーズ客船はスピードを出す必要はなく居住性が重視されるようになったので、船というよりはホテルに舳先をくっつけたような角ばって太ったスタイルになっている。また、昔に比べてベランダの数が増えているのが特徴で、ベランダを設けていない船でも改造工事によってベランダを増設している。 真っ白でファンネルで個性をつけているのが標準的なクルーズ客船だが、キュナードやHALのように下半分を濃紺に塗り分けていたり、ノルウェージャン・クルーズラインのハワイ路線のように特別なペイントを施している場合もある。 また、ロイヤルカリビアンのような煙突周辺に巨大な構造物があったり、カーニバルのようにT字型(Y字型?)のファンネルをつけていることもある。 船を大きくして収容人数を大きくすると、収益を上げられると同時にコストを下げることが出来るため、カーニバルのファンタジー級の成功から総トン数は増大の一途をたどり、最大級のクイーンメリーIIにいたっては15万トンを突破している。ただし、10万トン以上になるとパナマ運河の通航が不可能になり、運航できるエリアが限られてしまうため、10万トン級と平行して、パナマ運河をぎりぎりで通過できるパナマックスタイプの船も合わせて作られている。一昔前までは7万トンが限界とされていたが、技術の進歩によって9万トンにまで拡大している。 カーニバルクルーズがファンタジー級を大量に揃えて運用したことから、同型船を大量に配備することが普通になって、船ごとの個性というものが薄れている。また、クルーズ会社の合併吸収によって、同じタイプの船を傘下の各ブランドで運用することも行われており(例えばカーニバルクルーズのカーニバル・スピリット、コスタクルーズのコスタ・アトランティカ、HALのザイデルダムはすべて同型船である)、下手をすればクルーズ会社自体の個性も失われつつあるのが現状である。 客船は「海に浮かぶホテル」とか「ホテルにエンジンとプロペラを付けたもの」とは良く使われる表現であるが、船内組織もその通りに、「船を動かす人」と「ホテルとしてのサービスに携わる人」に大別される。 外国船・日本船を問わず、組織自体はどの船も大差はないが、役職名(肩書き)は運航会社により異なることに留意願いたい。以下は「飛鳥」及び「飛鳥II」の船内組織を例として編集されている。 出自は甲板部(航海士)であり、貨物船と同様、機関部も管掌するが、客船においては更にホテル部門も統轄し、乗客とのソーシャライジング(社交)も重要な職務となる。 純粋な船長としての役割(=運航部門)の他に、ホテルサービスにも精通する必要があり、スピーチの機会も多く、ユーモアのセンスも求められ、また乗客とダンスのパートナーを務めたり、夕食時にはホストとしてテーブルで豊富な話題を提供する役目を負うなど、マルチな才能が求められる役職である。 このため、外国船の船長は、場合によってはその運航会社の社長以上の俸給を得ている例もある。 ただ日本船の船長は、いわゆる「サラリーマン船員」であるため、そのようなことはない。(日本の船員の給与水準自体は高いが) その名の通り、エンジン関連に携わるが、客船においては電気関係、空調関係、冷熱機器類も守備範囲である。 ホテルのレセプション及びバックオフィスの業務を行う。また、外航クルーズにおいては出入国手続きの業務も行う。 クルーズスタッフはショーの司会や各種イベントの進行役を務める。時には仮装したり、着ぐるみをまとったり、率先して踊ったり、と船内の雰囲気盛り上げに務める役職でもある。 なお、出航時に銅鑼を叩いているのは、「飛鳥II」ではシステム・オフィサーないしはアカウンタントである。 乗客とのソーシャライジング(社交)を果たす役職であるが、もっぱら上級船室の乗客に対するコンシエルジェや各種パーティーの手配などを行っている。 船医によると、「簡単な手術(盲腸炎など)ができる程度の設備は整っている」とのことだが、船という限られた空間の制約から、重篤の患者が発生した場合は対応し切れない。 その場合、次の寄港地で下船(入院)させるか、更に緊急を要する場合は、最寄の港に臨時寄港したり、沿岸航行中はタグボートやパイロットボートを横付けしての移送、更にはヘリコプターによる移送も実施される。 なお、「飛鳥II」では「クルーズ・コーディネーター」と「ツアー部門」は船上組織には属しておらず、本社(陸上)の直轄である。そのため、これらのスタッフは制服を着用していない。 |
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