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[ 102] ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション
[引用サイト]  http://www.hayakawa-online.co.jp/

〈ハヤカワ・ノンフィクション〉プロ野球で奮闘する外国人選手を描いた名著『菊とバット』から三十年。その逆バージョンともいうべき新たな傑作が誕生。メジャーの知られざるエピソードをユーモアたっぷりに描く痛快エッセイ。
〈ハヤカワepiブック・プラネット〉〈ブッカー賞・全米批評家協会賞受賞〉ヒマラヤの麓に暮らす老判事と孫娘の喪失と再生の物語を美しく、コミカルに描き、女性としてブッカー賞最年少受賞の栄誉に輝いた、インド系新進女性作家の話題作。
その昔、ヨーロッパの人々が船でアジアに行くには、アフリカや南アメリカを大きく回らなければならず、新たな航路が必要でした。北大西洋から北米大陸の北を通って太平洋に抜ける北西航路もその一つでしたが、実際のルートを発見するのは困難で、1845年5月に英国を出発したサー・ジョン・フランクリンを隊長とする探検隊は、全員が行方不明になり、稀にみる悲劇となりました。『ザ・テラー―極北の恐怖―』(上・下)は、鬼才ダン・シモンズが、現実に起きたこのフランクリン探検隊の悲劇をホラーの要素を加えて描いた大作です。フランクリン率いる二隻の英国艦が北米大陸の北で氷に閉ざされ、乗組員は厳しい寒さと闘います。しかも缶詰が傷んでいたために中毒者が続出し、飢えに苦しむ彼らに巨大な白い怪物が襲いかかります。雪と氷に覆われた地で近代的な装備もない男たちが繰り広げる、生き残るための苦闘。そのすさまじさに驚き、胸が熱くなってきます。
タイトルのマウスとは、島でドラッグ漬けになった子供たちのことです。この設定からしてかなり忌まわしいお話で、ストーリー展開はもっと忌まわしいので、忌まわしいお話が苦手な方はご注意ください。でも一応最後のアレは光の使者かも。
大雪に降り込められた山荘での殺人! 犯人はこの中の誰かだ! 腹の探りあいからおたがいを罠にかけようという緊迫の駆け引き。ネズミはマザーグースの童謡として出てくるだけです。隠し事はしないですませられればそれに越したことはありませんね。
頭がよくなりたいとは誰でも思うことかもしれませんが、頭がよくなりすぎてしまうともしかしたら幸せになれるとはかぎらないんじゃないかということを、ネズミのアルジャーノンが教えてくれるお話です。ふつうがいちばん。
女スペンサーなどと揶揄されることも多いサニー・ランドルですが、たしかにタフさでは他の女性私立探偵たちに一歩もひけはとりません。一方で、別れた夫への想いを断ち切れず苦悩するあたりが、タフ一辺倒でない彼女の魅力かも。最近作『虚栄』とジェッシイ・ストーン・シリーズ『秘められた貌』での、警察署長ジェッシイ・ストーンとの超大型ロマンスを経て彼女がどう変わるのか(あるいは変わらないのか)、来春刊行予定の次作にご期待ください。
年齢22歳にして探偵事務所を切り盛りするコーデリア・グレイは、女性私立探偵の先駆者。共同経営者の死で事務所を引き継ぐことになったこの第1作と、『皮膚の下の頭蓋骨』の2作品しか登場していないのが惜しまれます。ポケミスでおなじみのダルグリッシュ警視シリーズのスピンオフともいえるシリーズですが、ダルグリッシュは健在なのに(最新作は『灯台』)、彼女は消えてしまったようです。警視成長したコーデリアの再登場を希望。
歴史ある港町ボルチモアに育ち、新聞記者を経て私立探偵に転身したテス・モナハンは、著者リップマンの実像に重なる部分が多いようです。グレイハウンド犬を相棒にがんばるテスのシリーズはこれが第1作。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞、アメリカ私立探偵作家クラブ賞(PWA)受賞を受賞した第2作『チャーム・シティ』ほか、多くのミステリ賞を獲得したシリーズは第8作まで発表されています。

 

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